Bistrot Du CoinはDupont Circle、Connecticut Avenueにあるフレンチビストロ。数週間前だけど、お店のすぐ近くに引っ越してきた友達との再会を楽しみました。
パリに住んでいたときにレストランの種類で一番好きだったのが、Bistro。一般的にはカジュアルな食堂という雰囲気のお店に使われ、どこのエリアにも必ず一軒はある、地元の人が集まるようなイメージです。ただ、稀に高級な雰囲気の漂うBistroもあります。メニューは前菜ならオニオンスープ、ニース風サラダ等々、メインならステーキやムール貝、ローストチキン等、フランスの代表的家庭料理が並び、あとは地方料理もよく提供されます。当然、BistroはRestaurantに比べて値段は抑え目に設定していますが、食事のレベルと必ずしも比例する訳でなく、高い評判を得ているお店も少なくはないです。
さて、私は東海岸に来てから殆ど肉料理を食べていないので、この日、彼女がSteak Fritesのおいしいお店があると紹介してくれて、すごくいい気分でお店に入りました。お店は、本当に一般的なフランスのビストロっぽく、ある意味簡素なテーブルと椅子、赤と白の格子柄のナプキン、壁には数々のカラフルなフレンチポップアートポスター(すごく私はこの種のポスターが好きなんです)、と、パリに飛んだ気分に。でも、お店の大きさだけはやはりアメリカサイズ。フランスのビストロの軽く2倍はありました。
二人ともお腹がすいていたので、早速ワインと料理をオーダー。ワインは、
Chateau de Saint Cosme Cote du Rhone
を選びました。ヴィンテージは書いていなかったけど、恐らく2004年ではないかなと。Chateau Saint Cosmeは、現在、日本だけでなくアジア全般で大人気の漫画「神の雫」の最初の方で、題材として取り扱われたワイナリー(ワイン自体は2001年のCote du Rhone一級の"Les Deux Albion"でした )。ロバート・パーカーが大変高い評価を与えていて、「ジゴンダスのシャトー・ルパン」と絶賛したようです。
私はそこまで細かくは覚えていなかったけど、以前にこの「神の雫」ワインを飲んだことがあって大変おいしかったので、選んでみました。色はややパープルがかったルビーで、結構スパイシーでした。ローヌブレンドだけど、そこまでGrenacheの味が残りませんでした。フルーツとしてはカシスっぽさを一番強く感じました。
ただ、このワインだと、食事の
Le Steak Maison - Grilled Steak Frites with French Fries and béarnaise sauce
には物足りないだろうなと、ワインを口に入れた途端、後悔。でも、 今日は食事がメインなので、逆じゃなくてよかった。
ビストロで最も失敗が少ない料理の1つステーキじゃないかと思っているのですが、Bistrot Du Coinのステーキは失敗ではないどころか、適度な厚さ(アメリカ人には薄すぎるかも)と焼き加減(Mediumと指定したら本当にMediumでした)で、かなり気に入りました。あと、béarnaise sauce(バターと卵黄をベースにタラゴンとエシャロット等々で味付けしたソース)は少しバター味が強すぎるかなと感じたけど、友人はすごく気に入ったらしく、追加を頼んでいました!
9時前にお店を出るときには、空席待ちの行列が。実は、この数日後にもう一度行こうという話になったのだけど、待ち時間30分と言われて、諦めたのでした。
Bistrot Du Coin
1738 Connecticut Avenue, NW, Washington, DC 20009
202 234 6969
★ - 3.5/5 こんなに正真正銘のビストロにアメリカで行ったのは久しぶりだったので、評価高し。値段もお手ごろだし、席数も多いので、時間帯さえ間違えなければ通いたいお店です。
10/17/2007
Bistrot Du Coin (French, Washington DC) - ★★★1/2
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