9/13/2007

Piazza di Giorgio Cafe (Cafe/American, McLean, VA)

今日はあまりオフィスに人がいなかったため、なんとなくのんびりとした一日を過ごせた。こういう日にこそ、新しいお店を開拓しなくては!と思い、歩いて10分弱のところにあるTysons Galleriaへ。この高級ショッピングモールには10店弱のレストラン・カフェがあるのだけど、時間に余裕のある今日は最上階にあるPiazza di Giorgio Cafeに行くことにした。Galleriaの入り口から最も遠いし、特に何か食べたい料理があった訳でないから、いわゆるカフェテリア的なレストランが一番いいかなと思って(+昨日のCrab Cakeで美食に対する欲求は若干抑えられたみたい:)。

このお店は、Tysons Galleria3階の中央にあり、ピザ・グリル料理・サラダ・ペイストリー・フルーツジュース等様々な料理を提供している。オープンキッチンは非常に開放的な雰囲気を醸し出していて、高級なカフェテリアである。お店のホームページによると、一応12種類の料理を提供というのが売りのようだが、この支店は10ほどしかなかった気がする。少なくとも、アジア料理はヌードル系だけ。うどんもメニューにあるのだが、さすがにそれは相当冒険心が高いときでないとオーダーしないだろうなあ・・・。

私は、Half sandwich+half salad+half soupで6.95ドルのセットを選択。Chicken Pita/Greek Salad/Minestroneにしたのだけど、それぞれ5種類は選択肢があるので、かなり組み合わせには迷う。Take-Outにしたところ、オフィスに着く頃にはGreek Saladからドレッシングが相当漏れていてバッグが大変なことに。でも、サラダもピタサンドも予想よりもおいしくて、少しびっくりした。Greek Saladのフェタチーズもあまりくせがなかったし、オリーブとオニオンとトマトの量もちょうどいい感じ。スープはさすがに食べきれず、次回の食事に持ち越しへ。

他のメニューは結構値段が高めだったけど、このHalfセットはかなりお得だと思った。

Piazza di Giorgio Cafe

Tysons Galleria, McLean, VA
703-918-9424
http://www.piazzadigiorgiocafe.com/

★2.5/5 - メニューの種類も多いし、失敗する可能性が低めの店?

Bistro Francais (French, Washington DC)

7月某日。約18時間のフライトで日本からWashington DCについた翌日から2日間で14件ものアパートを見学。毎日10km程度歩いたうえ、かつ更に35℃に達するような猛暑に襲われたため、前日まで珍しく疲労で食欲もなかった。でも、この日、非常に心配していたアパート探しにも目処がつき、DCでの最終日をDC散策に当てることが出来た。

ただ、一言でDCと言っても、アメリカの首都とだけあって結構大きな都市。どこのエリアに行こうか迷ったが、Georgetownにした。10数年前のDC滞在時に最も気に入ったエリアだったし、私の将来のアパートからも徒歩圏内だから、街の雰囲気や主要なお店を見ておきたかった。

この日も暑くて、ホテルからGeorgetownまでの30分の散歩は結構きつかった。Potomac RiverにかかるKey Bridgeを越えてGeorgetownに入るや否や、私は体を休める意味でウィンドウショッピングを開始。すぐに、見た目がいい感じのカフェレストランLeopold's Kafe + Konditoreiを見つけ、このエリアに来てよかったとしみじみと感じる。Dean&Delucaでおいしそうなパンが替えそうなことを確認し、私はメイン通りの1つであるM StreetをDC中心地に向かって歩き続けた。

明日からヨーロッパに発つため、私は無性に卵料理が食べたくなった。なぜならば、ヨーロッパで卵料理を見つけるのは、アメリカ以上に大変だからである(除くEnglish Breakfast)。特に、ランチ・ディナーとなるとスペインのTortilla Espanola(スパニッシュオムレツ)ぐらいしか思いつかない・・・。ということで、私はオムレツを食べられそうな場所を念頭に探していたら、M st沿いにお店を発見。お客さんがあまり入っていなかったが、思い切って入ることにした。

Bistro Francaisはその名が示す通り、いかにもフレンチ・ビストロの雰囲気で、フランスのポスターが多く飾られていた。テーブルや食器のシンプルさも。ただ、店自体はかなりのアメリカナイズ(エキストララージ?)で、Georgetownに会議等で来ている団体客も何組も見かけられた。この大きさだと、Brasserieの方がぴんとくる気がした。私はOmelette with ham and mushroomsとペリエを注文。フランスのビストロのよさはこじんまりしたところにあるので、なんとなく一人客の私は居心地が悪く、新聞を読んで紛らわせることに。

10分ほどで出てきた、オムレツはあまりにもシンプル。ハムが入っているのにもかかわらず、パサパサしていて味付けが物足りない。あまり好きではないけど、胡椒と塩をふりかけた。ケチャップのほうがよかったかも。付き合わせのフレンチフライは細めでカラっと仕上がっていて、これは手が止まらずに食べ続けてしまった。

次回は、もう少し王道のフレンチビストロ料理をオーダーしようと思った。でも、真夏にビストロ料理を食べたい気分にはあまりならないだろうなあ。

Bistro Francais

3124 M St NWWashington, DC 20007

(202) 338-3830
http://www.bistrofrancaisdc.com/

★2/5 - もう少し低めの評価にしようかと思ったけど、アメリカでおいしいオムレツはあまり食べたことがないので、そこまで悪くなかったのかもしれない・・・。

Murky Coffee (Cafe, Arlington, VA) - ★★★★






私が住んでいるCourt House周辺は、DCへの通勤もMcLean等Virginia州内のオフィスエリアにも近いため、若手プロフェッショナルやexpat(海外からの赴任者)が多く住むエリアのようです。そのため、レストランも年々増えているようで、特に隣駅Clarendon周辺のメイン通りは殆どがレストランといっても過言でないほど。 だから、引っ越してきてしばらくの間は、わざとClarendonで下車して、Clarendonを探索しながら帰ったことがよくありました。そのときに、見つけたのがmurky coffeeです。 ただ、第一印象はどちらかというとややネガティブでした・・・。



ある日、Clarendon Metroから歩いて2分ほどのところ、大きな交差点にほぼ面している、下手すればなんか掘っ立て小屋と呼べそうなお店を見つけたのです。ClarendonでもCourt Houseと反対方面であるVirginia Square方向はそこまで開発されている訳ではないので、このお店は周囲の景観からそこまで浮いていた訳ではないのですが・・・。ただ、よく見てみると、オープンテラスには何人もの人がリラックスした様子で、パソコンを使っていたり、本を読んでいたりしたので、「こんな外観でも人がたくさんいるということは、いいお店に違いない」と私の記憶にブックマークをつけました。



誰もが早く会社を出る金曜日の夕方、Murky Coffeeに寄ってみました。一歩店内に入ると、居心地のよさそうな黒の革ソファー、あとは幾つもの木製のテーブルと椅子が目に留まりました。そして、カウンターの奥にはメニューの書かれた黒板、そして見た感じ本格的なコーヒーメーカーがあり、お客さんが数人注文を待ってました。 あ、コーヒーショップなんだな、と初めて気づき(店には看板らしい看板が出ていないのです)、ではお店のブレンドコーヒーを注文すべきだろうなあと思いながらも、外の暑さから、思わずオーダーしたのがアイスコーヒー。アメリカではおいしいアイスコーヒーを飲んだことがないので、あ、失敗したっとすぐに後悔しましたL だから、悲しくなり、ショーケースにあったおいしそうなパウンドケーキの中からSweet Potato Pound Cakeも購入し、どちらかがおいしければいいや、と予防策をはったのです。



ところが、出てきたアイスコーヒー、口に入れたとたん、コーヒーをきちんと豆から挽いたのがすぐ分かりました。少し渋め、少し酸っぱめな、バランスの取れた味わいで、期待値を低くしていたお店に対して恥ずかしく思ったほどです。自宅で食べたケーキも、甘さが適度であまりsweet potatoの味もしつこすぎず、半分でやめようと思ったのに、一気に3/4食べきってしまいました;)



Murky Coffeeは無料ワイアレスインターネットを提供していることがわかり、その後の日曜にコンピューター片手に再度来ました。今回は、お店でしか飲めないというClassic Capucinoを選択。作るのに5分ぐらいかかっていたような、このカプチーノはエスプレッソと泡だったミルクの配分がちょうどよくて、おいしく頂きました。


Murky CoffeeのオーナーはSpecialty Coffee Association of America (SCAA)のボードメンバーで、World Barista Championshipに参加したり、審査員となるなど、本格的なコーヒーショップです。店内では過去2週間以内に挽いたコーヒーも販売されており、チェーン店のコーヒーに満足しないようなコーヒー好きにはもってこいのお店だと思います。



Murky Coffee

3211 Wilson BlvdArlington, VA 22201
(703) 312-7001
http://www.murkycoffee.com/

★4/5 - 全てのコーヒーを飲んだ訳ではありませんが、 コーヒーの味は本当に秀でていると思います。ただ、お店の雰囲気に好き嫌いはあるかもしれません。

Old Ebbitt Grill (American, Washington DC)

B-school時代のクラスメート達とのミニ同窓会。 その一人のおすすめで、Old Ebbitt Grillに行ってきました。

このお店は1856年創業。歴代大統領も通ったという、歴史と様々な逸話のあるレストランです。開店以来場所は色々と変わり、現在はホワイトハウスのすぐ横、K Streetにあります。Clyde等と同じ系列なのですが、なんと友人曰く、このレストランだけで年間2200万ドルもの売上を計上と、全米第2位の売上規模を誇るとのこと。現在も、政治家・ジャーナリスト・ロビイスト等に愛用されているのでしょうね。

ホワイトハウスのライトアップを楽しんでから、レストランに入ろうとしたら、なんと15th Streetが封鎖。当然、何が起こっているのかは説明を受けられず、9/11の翌日だからとひやひやしながらも、どうにか違うビルの入り口から入ることに成功。

レストランの第一印象は"huge"。ダイニングエリアもバーも幾つかのセクションに分かれていて、全般的には豪華なフレンチブラッスリースタイルだけど、それぞれ雰囲気が違っていた。私はアールデコ調の強いエリアがいいなと思ったのだけど、食事はビルの中庭っぽい場所ですることに。

このレストランで食事をするのをこの数日楽しみにしていて、それはCrab Cake!のせい。カニの肉のハンバーグみたい(あとはマヨネーズ・ディジョンマスタード等を使用)なCrab Cakeは私の大好きな食事で、現在が旬らしい。それを聞いてから、毎日のように食べたい、食べたいと思い続けていたので、ウェイターが本日のお薦めの一品としてJumbo Lump Crab Cakesを挙げた瞬間、私のディナーは決定。このCrab Cakeに合うワインも書いてあったのだけど、私はなぜかChardonnay/Semillion/Sauvignon Blanc, Paringa, South Australia, 2004 をグラスでオーダーした。

ローストポテトと茹でたサヤインゲンがサイドについた、Crab Cakeは本当においしかった。ほかのお店に比べて、高さがあり、少し焦げている程度にしか焼いてなくふんわりとして、カニ肉のジューシーな味わいが堪能できた。念願のCrab Cakeを遂に食べることができ、クラスメートと再会できて、幸せな夜でした。

ここのCrab Cakeは非常に有名らしく、レシピも出回ってます。
http://www.foodnetwork.com/food/recipes/recipe/0,1977,FOOD_9936_17999,00.html

ただ、このお店の一番の売りはRaw Bar。Washington Postで、DC No.1と評されていて、特にカキが大人気。私がいたときも、少なくとも1/3ぐらいのテーブルでカキを見た。毎年11月のThanksgiving前の金・土にOyster Riotというパーティーが催されていて、今年のチケットは38分で売れきれたそうです。私はカキが好きでないので、自分からは食べないと思うけど、次回、誰か一緒に行く人が食べたら一つぐらいは試してみようという気になった。

Old Ebbitt Grill

675 15th Street, NW Washington, DC 20005
202-347-4800
http://ebbitt.com/main/index-flash.cfm

★4/5 - これはCrab Cake評価。他の食事の評価は少し割れているよう。
Washington DCにいる、という雰囲気を味わいたい観光客、およびオイスター・クラブケーキ好きには一押しの店です。