9/29/2007

交通渋滞(2) 交通渋滞が企業の利益に及ぼす悪影響

交通渋滞を経験し始め、思い始めたことが一つ。それは、重度の交通渋滞を経験する従業員が多い会社は、考えている上に利益へのネガティブインパクトを被っているのではないかと。

明らかな例から挙げれば、ミーティング等の時間厳守が徹底されないことによる、無駄な待機時間の増加。交通渋滞のストレスから来る精神的疲労が及ぼす労働生産性の低下。これには、同僚等に事情を説明する、愚痴を言う、等の時間も含まれます。

さらに、仕事を選択する際に、渋滞なしの通勤時間ならば通勤範囲内と判断するはずなのに、渋滞がひどいため、時間的に通うことが出来ず、その仕事を諦める人(特に子供の送り迎えをするなどプライベートで時間の制約がある人々)を採用できない。これは、時間的制約に留まらず、ガソリン等のコスト増加という面も、職場選択に悪影響を及ぼすようです。

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/09/18/AR2007091800777_2.html

私が働いている会社はflexible working hourを採用しているので、運良く交通渋滞を避ける自助努力をすることが出来ます。ただ、私の同僚によると、交通渋滞が年々ひどくなっているとのことで(リンク参照)、金曜などは午後になるとみんな早く帰り始めて、5時にはフロアががらがらになってしまうのをみると、それはそれで仕事がしづらいよなと思うのでした。

9/26/2007

Art on Foot (1) - ★★★

ブログの更新がかなり遅れているため、ずいぶん前の話になるのですが。。。

Edward Hopperの展示会に行った後、Arts on FootというFestivalに行きました。

Arts on FootはDCのPenn Quarterエリアで毎年9月に催されており、今年が第15回目でした。Penn Quarterエリアに縁のあるアーティストやNPO等が展示をしたり、このエリアに店舗を構えるレストランが看板料理を一口サイズで販売したり($1-$3程度)、ミュージシャンが演奏をしたり・・・など8th StとF Stの交差点近辺は大賑わいでした。さらに、Penn Quarterにある美術館等はこの当日だけ入場料が無料だったり、特別に開館していたりなど、一日中楽しめるイベントが開催されているのです。

有名なレストランの食事を味見できる絶好の機会と、私は着くなり早速レストランの屋台に足を向けました。味見したのは、The Capital GrillのSliced Fillet Mignon with Cipollini Onions and Wild Mushroom ($2) とOYA Restaurant LoungeのBanana Bread Pudding($1)。
The Capital Grillは有名店なので期待値が高かったのですが、一切れのフィレ肉ではとても評価はできず・・・。その一方、OYAのデザートは小さい中でも味が凝縮していて(ラム酒が効いていた?)、大変おいしかったです。あの数倍の大きさを食べるのはきついかもしれないけど。

ただ、少し残念だったのが、到着が15時ごろと遅かった(?)ためか、半分ぐらいのレストランがもう終了してしまったよう。30店はあるはずだったのが、10店強しか見つけられませんでした。

その後、すぐ近くにあった人だかりに吸い込まれていくと、そこはNational Academy of Science's Koshland Science Museum Pavilion。自分のDNAをペンダントに出来るというので、まるで小学生の夏休みの課題をしているような気分になりながら、私もやってみることに。

順序は、
1.口の中で頬の肉をこすって細胞を取る
2.その細胞を液体につけて、細胞を分解
3.DNAを取り囲んでいるプロテインを取り除くため、プロアテーゼで細胞を5分ほど孵化する
4.塩と冷たいアルコールを用いて、DNAを沈殿させ、凝縮させて見えるようにする
でした。

細胞を取った約10分後、まるで試験の結果を見るような少しどきどきした気持ちで戻ると、「あなたのDNAはよく見えてるわよ」とカウンターの女性が笑顔で紐のついた小さなボトルを渡してくれました。本当かな、と一生懸命見てみたのですが、私には何も見えず。DNAが見えやすかったのだとしたら、私は視力検査に行ったほうがいいかもしれないなとがっかりしてしまいました。(続く)

Clyde's of Georgetown/Tyson's Corner (American, Washington DC area) - ★★1/2


Clydeは約1ヶ月という短いDCエリア滞在期間において、唯一2度食事をしたお店です。それも違う支店で。姉妹店であるOld Ebbitt Grillも入れれば、なんと3回!

Clyde Restaurant Groupは、DCエリアで13店のレストランを展開する、メジャーなレストランチェーン。"Clyde of XXXXX(地名)"という名前のお店が半分ほど、残り半分は買収したOld Ebbitt Grillを筆頭に、主にアメリカ料理を提供するお店です。同じClyde店舗でも、ロケーションによって雰囲気が微妙に異なっていて、Tyson's Corner等ビジネス客が多いお店は、多少フォーマルな雰囲気を醸し出しているようです。

                                

最初に行ったのは、Clyde of Georgetown。アパート探しの期間中、ちょうど実家に戻っていたDCエリア出身のビジネススクールのクラスメートが連れて行ってくれました。 入った瞬間、「お、結構かちっとした雰囲気」と身構えてしまったのですが、それは写真に写っているように、内装が第二次世界大戦前後の映画で政治家達が会話をしていそうな雰囲気だったからです。少し柄にもなく緊張して席に着くと、黒のベストにズボンというフォーマルな姿のウェイターが登場したのでした。

メニューを見始めた途端、友人が、「Mayuko、ここのChiliはすごくおいしいんだよ。前菜で食べようよ」。「え、Chiliって何?聞いたことはあるんだけど。」とは私の返事。この瞬間、彼は私をこのお店に連れてきてよかったと思ったことでしょう、きっと!

Chiliというのは、名前から判断するとソースかなと思っていたのですが、Chili beansを中心に、チリソース、玉ねぎ、にんにく等々を入れたスープでした。ClydeのChiliは本当に有名らしく、色々なウェブサイトに作り方が掲載されています。

http://www.recipezaar.com/153157

CupとBowlと2サイズあったのですが、当然私は小さい方、Cupを選択。あとは、???覚えていないんですよね、メインの料理。それだけChiliの方の印象が強かった、またはメインの印象が薄かったということなんでしょう。

確かにこのChili、beans soupにしてはあまりbeansの重さを感じず、適度にチリソースが効いていて、おいしかったです。ランチだったら、このスープだけで十分かも、と思いました。

そして、入社後。会社の裏にClyde (Clyde of Tyson's Cornerがあり、かつランチは従業員割引が20%利くという話に喜び、私は同僚達とランチに出かけました。私は、今月、crab cakeを食べることの出来るお店ではcrab cakeを食べると決めていたので、

JUMBO LUMP CRAB CAKE steak fries, sautéed green beans and basil pesto butter sauce を注文しました。

Crab Cakeを提供する店は、ランチタイムだと大抵Crab Cake Sandwichとメイン料理としてのCrab Cakeを提供していることが、最近分かってきました。Clydeもそのパターンで、両方とも15.95ドルだったので、欲張りな私は「だとしたら、多分2個食べられるメインにしよう!」と!結局、全員がメインのCrab Cakeをオーダーしたのです。

でも、出てきたのはたったの1個。その時点でかなりがっかりしたのですが、微妙にCrab Cakeは他の店に比べて新鮮でない気がしました。basil pesto butter sauceが結構重かったので、green beansも全部食べることが出来ず。ただ、steak friesは普通の細めのフレンチフライでなく、大きめの三日月型皮付きフライドポテトで、こちらはポテトの甘さが残っていました。

周囲を見てみると、サラダやサンドウィッチを食べている人が多かったので、ランチタイムはそちらをオーダーした方が無難なのかも。でも、20%オフは大きいから、この時こそ高いentreeをオーダーすべきなのかな。ちなみに、少なくともTyson's Corner店では、12時前に入るとEarly Birdということで、誰でも20%オフを享受できるようです。

Clyde's of Georgetown

3236 M Street, NW, Washington, DC 20007

202.333.9180



Clyde's of Tysons Corner
8332 Leesburg Pike, Vienna, VA 22182
703.734.1901


★ - 2.5/5 ランチライムとディナータイムの差かもしれないけど、歴史のあるGeorgetown店の方が雰囲気的にお薦めです。Chiliはやはりmustのようです。

9/25/2007

2006 Laboure-Roi Beaujolais Vieilles-Vignes St Armand

2006 Laboure-Roi Beaujolais Vieilles-Vignes St Armand

Score 6/10
Price (my price) $8($11)

Easy to drink (of course, it's gamay!)
Light red color.
A bit of rasberry flavor.
Pretty high acidity.

This wine is a great value for its quality. I would match this wine with light appetizers for Middle-Eastern and Asian food.

Gamay 100%

Purchased @ Costco

2005 Kaesler Stonehorse Shiraz Barossa Valley

Score 7/10
WA Score 92
Price (my price) $30($30)

Very strong red purple color.
Strong tar aroma.
Flavor of blackcheeries and plums. Pretty spicy.

According to its website, the Kaesler produces win as old as 1893.
I had its limited edition of wine (a blend of Cabernet Sauvignon and Shiraz) at one of my friends' house. This wine was just amazing, clearly one of my most favorite Aussie wine. So, I wanted to try different wine from Kaesler.

100% Shiraz from 15- to 45-year-old vines

Purchased @ Wide World of Wines on Wisconsin Ave, Washington DC

9/24/2007

Breadline (Bakery/Cafe, Washington DC) - ★★★★

私はおいしいパンさえあれば生きていくことが出来る、とほぼ断言できるぐらいの、パン人間です。主にフランスのパンで、baguette等食事のパンがメインですが、pain au chocolat、pain au raison等々も大好きです。あとはFoccacia等イタリアのパンもかな。(トスカーナの無塩パンは必ずしもOKではないですが)。なので、どこに行っても(たとえ数日の短期間滞在だとしても)、ネット等でパン屋の情報を集めるというのが習慣となってます。私のパン好きは明らかにフランス滞在以降拍車がかかっていて、おいしいパンが手に入らないエリアには住まない、と仕事を拒否しそうな勢いで最近心配になってきました。。。

という訳で、DCエリアに引っ越して最初に行ったことの一つが、パン屋探し。アメリカは相当ネットの情報量が多いし、なにせアメリカの首都だからそれなりにおいしいBoulangerie Francaiseがあるだろうと期待していたのですが、それは残念ながら大きく裏切られました。相当調査をしたのですが、パン屋はあるのですが、あまり真正なBoulangerie Francaiseはなさそうなのです・・・(誰かご存知の方がいたら教えてください!)。とは言うものの、Dean & Delucaに行けばDC近辺の選りすぐりのパンが手に入るし、毎週土曜朝に催される、自宅から徒歩1分のFarmers Marketではなかなかのパンも売っているので、無事surviveしています:)

さて、私の近所のFarmers Marketについては改めて書くとして、今回は勤務が始まる数日前に、どうにか時間を見つけて行ったBreadlinの話です。Breadlineはどのグルメサイトや本を見ても、掲載されているような有名なパン屋さんです。パン屋さんというのは、多分半分しか合っていていなくて、カフェと言った方が正しいような気もします。Pennsylvania Aveに構えるこのカフェは、White HouseやWorld Bankからも徒歩10分圏内という、絶好の立地にあります。だから、平日月~金7時30分から15時30分しか営業していない、visitor unfriendlyなのです:(。当然、私はいったん仕事を始めたらDC市内に平日行けないのを分かっていながらも、この時は引越しの片付けが忙しくて、相当迷いました。でも、パン好きとしては、行かないと後悔する!と思って、片付けの合間を縫って訪問しました。

ランチタイムは混んでいるだろうと思いわざわざ13時30分過ぎに行ったのですが、それでもカウンターには長蛇の列が。天気がいいので気持ちいいだろうテラス席は満席で、仕方なくがやがやと騒がしい店内で、それでも中二階の奥まった席を選びました。このお店は通常メニューのサンドウィッチに加えて、日替わりサンドウィッチ及びスープが人気のよう。特に、わざわざトマトメニュー復活と大きく宣伝してあるのを見て、ではトマトの入ったサンドウィッチをと、Tomato/Fresh Mozzarella Piadine(少し焼き上げたピタのようなパンにトマトとモッツェレラチーズがたっぷりと入っている)を選びました。

店員さんたちは明らかに忙しさで機嫌が言い訳ではなかったですが、ボリュームたっぷりと出てきたサンドウィッチは本当に新鮮で、質の高いバルサミコオイル・オリーブオイルを使っていました。こんな量食べきれないだろうなと、当初思ったものの、気づいたらお皿が空っぽ。食後は家まで歩きかな、と反省するのでした。

ちなみに、帰りにまだ残っていたPain au chocolatを購入しましたが、こちらの方は正直言ってまあまあです。焼き立てで食べたら違うのかもしれないけど、このPain au chocolatを食べた後、Breadlineはベーカリーというより、サンドウィッチ屋と呼ぶ方がやはり正しいのではという思いが強くなりました。


Brealine
1751 Pennsylvania Ave NW
Washington, DC 20006
(202) 822-8900
http://thebreadlinedc.blogspot.com/


★- 4/5 全てのサンドウィッチを制覇したいと思ったほどです。長居する場所ではないので、仕事中のクイックランチかな。あと、土・日営業していないので、DC滞在中に二度と訪問できないかも:(

Levante's (Turkish mainly, Bethesda, MD) -★★★

LevanteはBethesda(Maryland州、DC中心地から地下鉄で15分ほど)の中心エリアにあるトルコ料理中心のお店でした。Bethesdaに住む友人とご飯を食べようと話になったときに、彼の行ったことのないお店、ということで選択。

料理の地域性を全く感じさせない外観。強いて言えば、店名が大きく書いてある看板の色が真っ青なので、海をイメージさせるくらいでしょうか?レストランのホームページによると、"Levante"という店名は"Levantine"という、現在のトルコ、ギリシャからレバノン、イスラエルにまで及ぶ地中海東部海岸地域を意味するそうです。入口を入ると、すぐに椅子のクッションが同じ真っ青の色のバーカウンターがあり、広々とした店内に案内されました。

私も友人もワインが好きなので、すぐにワインリストに目が行きます。二人ともしっかりとした料理を食べる気分でなかったので、ワインは2006 Blind River Sauvignon Blancを選択。最近、私はNew Zealand Sauvignon Blancをよく注文します。まだ、DCエリアは暑いので、どうも重めの料理・ワインを楽しむ気にはなれないのです:( このワインは、Marlborough地域のAwatere Valleyで作られたもので、かなり華やかなアロマとグレープフルーツっぽい味が印象に残りました。

さて、料理ですが、

Hommos - Puree of chickpeas, tahini, garlic, fresh lemon juice, and a touch of olive oil

をシェア。そして、二人ともPideと呼ばれる、ボートのような横長のピザらしきものを注文しました。

Spinach Pide - Spinach and garlic on a base of Kaser Cheese

Chicken Pide - Chicken breast and vegetables on a base of Kaser cheese

Hommosはややあっさりとした味付け。付き合わせのPitaが、円形の堅いPitaで(トルコ料理での名前は違うのかも)、それだけ食べてもいいぐらい。私は、自分がオーダーしたSpinach Pideをかなり気に入りました。チーズの量がほどよくて、ほうれんそうとうまくマッチしていたのと、イタリアのピザではSpinach Pizzaというのを見たことがなかったので、面白い味でした。

天気のいい日に、テラスで食事をするのもいいかもしれません。

Levente's

7262 Woodmont Ave Bethesda, MD 20814

(301) 657-2441

http://www.levantes.com/index.htm

★ - 3/5 私は雰囲気といい、サービスといい、それなりに気に入りました。ちょっとおしゃれめだけど気取りすぎていないので、日常使いにはいいかも。ただ、Zagat評価はいまいちなようなので、次回はきちんとentreeを食べてみます。

交通渋滞 (1) Metroの近くに住んでよかった・・・。

今年4月に西海岸から初めてMcLeanのオフィスを訪問したときのこと。将来の上司・同僚達との会話で、簡単な自己紹介の後に必ず聞かれたのが、"So, have you decided where you're going to live?"。どこに住んでいるのか聞くのも挨拶代わりなのかな・・・と思い、ストレートに"I'm thinking about living somewhere between the office and the downtown DC"に答える私。そうすると、必ず「どこに住むか決めるときは、通勤のことを考えたほうがいいよ。私が住む・・・からだと、ラッシュの時間帯だと1時間以上も車を運転しなければいけないんだ」などと、会話が交通渋滞のことに飛ぶのです。

最初は、「遠くに住んでいるとかわいそうだなあ」と思って聞いていたのですが、次第に頭の中が???だらけに。だって、出会った人との会話がほぼ全て交通渋滞のひどさで延々と続いたのです。更に、交通渋滞のことを議題にしていると、通りかかった人が「そうそう、私も今日、ひどい交通渋滞にはまって・・・」などと会話に参加。日本ではペーパードライバー、ビジネススクール在学中は、車での通学が面倒で、キャンパス内に住んだ私には、いまいちこの会話について行くことが出来ず。恥ずかしいながら、4月のオフィス訪問で最も記憶に残ったことは、DCエリアの服装のconservativeさ(スーツを着ない西海岸に比べたら当然ですよね・・・)、そして会話の議題としての交通渋滞の有効性?でした!

そして、実際にアパートを探した今年7月。基本的に車での通勤を決めていたので、DCとオフィスの中間地点で、レストランや買い物に困らないエリアということで、Arlingtonにほぼ絞っていました。あとは細かな条件を色々と比較していたのですが、心の底で引っかかっていたのが交通渋滞のこと。半径3マイルの一帯のアパートを10件以上も見たのですが、どこのアパートもGoogle Mapによると通勤時間が20-25分と出てきます。だったら、通勤のことは気にしなくてもいいのかなあ、と少し思ったのですが、アパートのロケーションによって通勤経路が大きく異なることに気づきました。もしかしたら同じ方向に行くにしても混む道と混まない道の差が激しいのかも・・・と次第に不安になってきたのです:(

当時は、Arlington在住の人を誰も知らなかったので、誰にも聞けずに困りました。で、出来るだけ不確定要素はヘッジをする、というポリシーの私は、ある選択肢を取りました。それは、地下鉄(Metro)の駅に出来るだけ近いアパートを選ぶこと。会社は残念ながら最寄のMetroの駅(オレンジラインのWest Falls Church)から歩いて行ける距離には到底ないのですが、シャトルバスが出ている話を聞いたので、いざとなったら通勤時間が余分にかかってもMetroを使おうと。

仕事を始めて3週間が経ちますが、この決断は私のDC生活において恐らく最も重要だったのではないかと日増しに感じています!あれほど交通渋滞が日常生活に出てきた理由は、車で通勤した一日目で嫌というほど理解できました。(続)

9/23/2007

Nam Viet (Vietnamese, Arlington, VA) - ★★★



ある日曜の午後。ブランチをしたためか、16時にはお腹が空き始めました。ここで間食をするのはよくないよなあ、と珍しく自制心が働き:)、テイクアウトを探すことに。こんな時間に営業している店は・・・と探すと、見つけました。


Nam VietはClarendonの駅からVirginia Square方面にWilson Blvdを歩き、一本横道に入ったところにあるヴェトナム料理店です。緑の看板を遠くから見ると、あまり入る気分にならないのですが、私は電話でオーダーをしたため、気付かずに済みました!


100に及ぶ料理の中から、えいや、で選んだのが、

Shrimp toast - a traditional Vietnamese dish with our famous shrimp pate with sesame on a piece of toast
Nam-Viet grilled pork and crispy spring roll over rice vermicelli

の2品。


Shrimp toastはバゲットを使ってあって、ちょっと意外でした。一つ一つが結構大きくて、かつ揚げてあるので、ボリューム満点。串に刺さっていたGrilled Porkは味付けがやさしくて、家庭の味を思い出しました。


お店に取りに行ったときに、入り口に多くの有名人(主に軍隊関係者)の写真を見ました。当然、誰が誰だか検討もつかないのですが、それなりにファンの多いお店のようです。内装は非常にシンプルで、高級な食堂といった感じ。お店の人の対応は迅速できちんとしていて、好感が持てました。あと、Alexandriaにも店舗あり。

Nam Viet


1127 N Hudson St Arlington, VA 22201

(703) 522-7110



★ - 3/5 rice vermicelliがどうも淡白な味だったのが気になりました。メニューの数の多さを見ると、私は名物料理を頼んでいなかった可能性大。Take Outの場所としては非常に便利です。

9/20/2007

Rascal Flatts Concert

今まで、レストランやワインといったある意味差しさわりのない話ばかりを書いてきましたが(とはいっても普段よりもかなり毒舌なコメントも多いですが^_^;)、少しは自分が普段から考えていることも書いてみようかという気になりました。ビジネススクール在学中は、日常生活から友人たちと冗談を混じらせながら、議論する機会が多かったのですが、東海岸に移って以降はその機会がなくなり、物足りないのかもしれません。今回、東海岸で本当の一人暮らしを始め、大学時代のフランス留学以来久しぶりに自分のminorityぶりを肌身で感じています。アメリカに滞在、といっても、住むエリアと付き合う人々とその時の潮流等々で、全く経験することが異なり、私は内省することが多いです。。。


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最近、ビジネススクール時代の友人に誘われて、Rascal Flattsのコンサートに行きました。その友人はカントリーミュージック好きで、相当な数のコンサートに行っているのですが、私はアメリカでコンサートに行くのも、カントリーミュージックのコンサートに行くのも初めての経験。DCエリアに滞在中は出来る限り色々な経験をしてみたいと思っていたので、この誘いには飛びつきました。


私は色々な音楽を聴きますが、カントリーミュージックだけは今まで全く関心を持っていなかったため、コンサート当日まではRascal Flattsの名前すら知らなかったのです。コンサートで知っている曲をたくさん聞いた後、本当に恥ずかしいなあと思ったのですが・・・。


私の初コンサート体験は、コンサート開始時間が20時にもかかわらず、15時から始まりました。まず、コンサートに行くメンバー6人が友人の家に集まり、ビールやワインを飲んでくつろいだ後、夕食の買出しです。コンサート会場のNisssan Pavilionは飲み物・食べ物の持ち込みが禁止ということで、駐車場でみんなでサンドウィッチでも食べようという友人の提案。この時点で、私は今後どうなっていくのか楽しみでもあり、多少不安でもあったのですが、その微妙な気分はスーパーでturkey hamを2ポンドも買おうという時点で倍増。大量の食べ物と飲み物に囲まれ、6人を乗せたきつきつのSUVは17時ごろコンサート会場に向けて出発しました。



多少の渋滞の後、18時頃に着いたNissan Pavilionの駐車場は既に車で一杯。まだ日差しが強い中、観客はビールを飲みながらBBQをしていたり、フリスビー等ゲームをしていたり・・・。コンサートに来ているのだか、ピクニックに来ているのだか・・・。入り口の近くにいた人たちは明らかに昼頃から来ていたのではないでしょうか?当初は困惑してしまったのですが、いずれにしても楽しい時間をすごすことが重要なので、別にコンサート会場で何をしていようと構わないのですよね?



私もDiet Cokeを片手にTurkey SandwichとChipsを食べるという、すっかり場の雰囲気に溶け込んだような気分に(溶け込んでいたのでしょう、きっと)。カントリーミュージックのファンはやや年齢層が高いという偏見を持っていたのですが、Rascal Flattsはもしかしたら特殊なのかもしれないけど、10歳ぐらいの子供から60歳ぐらいの成人まで幅広い層に支持されているみたい。中には3世代で来ているグループもあるようでした。



コンサート開始30分前になり、遠く離れた駐車場から15分以上も歩いてようやくPavilionの入り口に。私たちの席は完全自由の芝生席なので、6人入れそうなスペースをどうにか確保したと思ったら、すぐにコンサート開始です。



アメリカのコンサートは普通、前座のグループが最初に30分ほど演奏して、それから主役のミュージシャンが出てくるという構成、というのも初めて知りました。前座のグループ(名前は忘れてしまいましたが)はそれなりに有名らしく、ボーカルがすごく素敵な声だったのだけど、周りの観客は座ったままでのんびり。前座の終盤になって、ようやく盛り上がってきました。



Rascal Flattsの曲は本当にカントリーミュージック?といった音楽で、私にはポップスとジャズの影響が強いように思えました。聞いてみると、何曲もよく知っている曲があって、初めは傍観者みたいに聞いてましたが、気づいたら周囲と一緒に踊り・・・でも、ある曲で、ふと我に返ることに。



その曲はどの題名だったかわからないのだけど、曲の途中で軍人達が数名、舞台に現れたのです。行進して、舞台の中央で止まり、しばらく直立し、その後Rascal Flattsと挨拶をしてから、舞台を立ち去りました。



観客は軍隊関係者の登場で更に盛り上がり、白熱した雰囲気になりました。私は彼らに拍手をしながら、でも一方で「どうして軍隊のメンバーが出てきたのだろう?日本人である私がよく意味もわからずに手をたたいていていいのだろうか」と。そこで、周りを見回してみて、初めて観客の大半が白人のアメリカ人らしく(あくまでも雰囲気での判断です)、少なくともアジア人はコンサート会場で殆ど見かけませんでした。


コンサートの後で、友人に聞いたところ、特にカントリーミュージックのコンサートで軍人達が舞台に出ることがあるそうです。それは、やはり国を守っている人たちへの敬意を示す、というのが意味合いが強く、あとはミュージシャンがある意味自分達のイメージアップに貢献してもらっているという要素も否定は出来ないようです。


私は自らの命をかけて国を守っている人々には尊敬の念が絶えませんが、それでもアメリカ人の愛国心を日常のエンターテイメントの中で直接感じ、ただ単に楽しかったと言えないコンサートとなりました。

9/18/2007

1999 Linden Hardscrabble Chardonnay

My Score 6/10
Price (My price) $30($25)

Apple and vanilla aroma. Crispy, golden apple taste (or grapefruit?) flavor. Smooth attach, followed by elegant finish....

I bought this bottle due to strong recommendation by Arrowine, a wine shop located 5 min by car from my house. According to one of their "wine experts?", "you should buy this bottle now. It's one of their best chardonnay. Otherwise, it'll sell out soon". OK, I thought, this sales talk sounds a bit too much, but I should try because I don't know this place at all. So, I ended up buying this wine. This wine was just fine. Not much fault, but not much appeal. Worth of $30? I don't know.... Actually what annoyed me later is that I found the winery sells this bottle at $27. I hate finding bottles that cost more at shops than at wineries:(

Anyway, this Hardscrabble is Linden's estate vineyard, which is located in the Blue Ridge Mountains, VA since 1981. Linden vineyards seem to follow European (or I would say French) wine-making style, with Bordeaux grapes for red and Chardonnay for white. With little knowledge on Virginian wine, Linden vineyards looks like one of the most popular and established wineries in the region.


1999 Linden Hardscrabble Chardonnay
830 cases produced.
Said to age wonderfully for many years
100% chardonnay

Purchased at Arrowine, Arlington

Martin's Tavern (American, Washington DC)

すっかりCrab Cakeの虜になってしまった私は、少なくともシーズンの9月末までは週2回Crab Cakeを食べることを決意。とりわけ、Old Ebbitt Grillで期待を上回る味を楽しめたこともあり、National Gallery、Arts on Footの後、Georgetownエリアまで足を伸ばした。

今回選んだのは、Martin's Tavern。ここも1933年創業と歴史のある店で、Martin一家で代々引き継がれている。現在のオーナーは4代目。初代や2代目オーナーは様々な分野のスポーツ選手としても活躍したようだ。DCらしく、歴代大統領が訪問したことのある店である。

私は一日中歩いて疲れていたこともあり、17時頃にレストラン到着。田舎の町のローカルの人たちに好まれそうな、素朴な雰囲気に、周辺のショップ(GAP, Nine West等)とのギャップを感じながら、恐る恐る中をのぞく。お店は、予想以上にお客さんが入っていた。アペリティフだけの人もいれば、ちゃんと食事をしている人も。一人だった私は、その混み具合に躊躇し、やや肌寒くなっていた外のテラス席を選んだ。

当然、オーダーするものはただ一つ。ただ、Arts on Footで多少食事をしていたので、entreeではなくappetizerにすることに。ここのCrab Cakeも店の看板メニューで私が注文したのは、

PETITE CRAB CAKES - Jumbo lump and backfin crab cakes served golden brown with our Mandarin remoulade sauce

と書かれてあった。あと、あっさりとした白ワインが飲みたくなり、イタリアのピノ・グリージョをグラスで頼む。

出てきたCrab Cakeの第一印象は、お、珍しく小さめ、というもの。お皿にはサイズ的にはミートボールに近いものが4個載っていた。揚げ具合は外がややこんがり目になっている程度で、コロッケを思い出させる。カニ肉はジューシーで、シンプルな味付けだったが、大きさが小さいだけあって揚げ物らしい脂っこさが多少気になった。Mandarin remoulade sauceというのはマヨネーズ・ケチャップ・マスタード・フレッシュレモンソース・Worcestershire sauce?・パセリ・ガーリック等々が材料となっているソースらしい。ケチャップとマヨネーズの味が多少感じられたが、このソースのおかげで脂っこさが和らいだ。

念のため、ウェイターにCrab Cakeの作り方がappetizerとentreeで違わないことを確認。サイズ的には小さかったけど、これをメインで食べていたらやはり胃に重かったかもしれないと思った。

Martin's Tavern
1264 Wisconsin Avenue NW
Washington, DC 20007
202-333-7370
http://www.martins-tavern.com/

★2.5/5 - Georgetownのキャンパスを散歩した後、その雰囲気を壊したくないときに来るイメージ。あとは、仲のいい友達とカウンターでカジュアルにアペリティフを飲むのもいいな。

9/17/2007

2005 Rappahannock Cellars Noblesse Rouge

2005 Rappahannock Cellars Noblesse Rouge

Score 6/10
Price (My price) $17($15)

Some acidity in aroma, but not in flavor.
Very easy to drink. Would go well with Asian red meat dish.
Can taste Cabernet Franc and a bit of Siraz, but not other grapes...

This winery is interesting to me; They used to own the winery in the Santa Cruz Mountains! in California, but moved to Virginia in 1999. They say it's harder to make wine in Virginia than in California. I can see that given the more fluctuating climate.
http://www.rappahannockcellars.com/winery.php

They seem to be known for the wine of less popular grapes - Norton, Vidal Blanc, Seyval... My limited knowledge on wine, of course, did't include these names. Viognier and Cabernet Franc are the best-known grapes in Virginia, which seem to hold true for this winery. I don't think I can find these rare varieties easily once I'm out of Virginia, so definately I'll visit the winery sometime soon!

No info about the blend/percentage on the bottle or the winery's website.
Purchased at Best Cellars in Clarendon

9/15/2007

Edward Hopper Exhibition at National Gallery of Art - ★


今日は、会社がスポンサーをしているEdward Hopperの展覧会で、National Gallery of Artに行った。National Galleryに行くのは、高校時代の短期交換留学でワシントンDCに滞在して以来だから、はや十数年。巨大な美術館で見学後にとても疲れた記憶があったので、今日はEdward Hopper展覧会の開催されているEast Wingのみに限定することにした。


Edward Hopperは1900年前半に活躍した、アメリカの画家。都市・田舎ともに題材としたが、独特な孤独感を表現する画家として知られている。(詳細は以下のサイトへ)


私はHopperの画をどこかの美術館で見たことがあったと思ったが、特に認識していなかったので、初期から晩年の油絵・水彩画・スケッチを全て展示した今回の展覧会は非常に楽しみにしていた。


今日は会社関係者のみに公開だったにも関らず、展覧会は非常に混み合っていた。でも、私はゆっくりと一枚一枚鑑賞していった。初期の絵画を見ていたときは、陰影の巧みな表現や水彩画がまるで油絵のように見えることに驚いていたが、有名になって油絵が中心となった後の彼の絵画では、実際には特になんの特徴もなさそうな平凡な家などをどうやって忘れられないような画に表現できるのか、とただ目を見張るばかりだった。


特に印象に残った絵は以下の通り。






最近の展覧会のなかでも、特に好きな展覧会となりそう。


Edward Hopper at the National Gallery of Art


September 16, 2007 - January 21, 2008


9/13/2007

Piazza di Giorgio Cafe (Cafe/American, McLean, VA)

今日はあまりオフィスに人がいなかったため、なんとなくのんびりとした一日を過ごせた。こういう日にこそ、新しいお店を開拓しなくては!と思い、歩いて10分弱のところにあるTysons Galleriaへ。この高級ショッピングモールには10店弱のレストラン・カフェがあるのだけど、時間に余裕のある今日は最上階にあるPiazza di Giorgio Cafeに行くことにした。Galleriaの入り口から最も遠いし、特に何か食べたい料理があった訳でないから、いわゆるカフェテリア的なレストランが一番いいかなと思って(+昨日のCrab Cakeで美食に対する欲求は若干抑えられたみたい:)。

このお店は、Tysons Galleria3階の中央にあり、ピザ・グリル料理・サラダ・ペイストリー・フルーツジュース等様々な料理を提供している。オープンキッチンは非常に開放的な雰囲気を醸し出していて、高級なカフェテリアである。お店のホームページによると、一応12種類の料理を提供というのが売りのようだが、この支店は10ほどしかなかった気がする。少なくとも、アジア料理はヌードル系だけ。うどんもメニューにあるのだが、さすがにそれは相当冒険心が高いときでないとオーダーしないだろうなあ・・・。

私は、Half sandwich+half salad+half soupで6.95ドルのセットを選択。Chicken Pita/Greek Salad/Minestroneにしたのだけど、それぞれ5種類は選択肢があるので、かなり組み合わせには迷う。Take-Outにしたところ、オフィスに着く頃にはGreek Saladからドレッシングが相当漏れていてバッグが大変なことに。でも、サラダもピタサンドも予想よりもおいしくて、少しびっくりした。Greek Saladのフェタチーズもあまりくせがなかったし、オリーブとオニオンとトマトの量もちょうどいい感じ。スープはさすがに食べきれず、次回の食事に持ち越しへ。

他のメニューは結構値段が高めだったけど、このHalfセットはかなりお得だと思った。

Piazza di Giorgio Cafe

Tysons Galleria, McLean, VA
703-918-9424
http://www.piazzadigiorgiocafe.com/

★2.5/5 - メニューの種類も多いし、失敗する可能性が低めの店?

Bistro Francais (French, Washington DC)

7月某日。約18時間のフライトで日本からWashington DCについた翌日から2日間で14件ものアパートを見学。毎日10km程度歩いたうえ、かつ更に35℃に達するような猛暑に襲われたため、前日まで珍しく疲労で食欲もなかった。でも、この日、非常に心配していたアパート探しにも目処がつき、DCでの最終日をDC散策に当てることが出来た。

ただ、一言でDCと言っても、アメリカの首都とだけあって結構大きな都市。どこのエリアに行こうか迷ったが、Georgetownにした。10数年前のDC滞在時に最も気に入ったエリアだったし、私の将来のアパートからも徒歩圏内だから、街の雰囲気や主要なお店を見ておきたかった。

この日も暑くて、ホテルからGeorgetownまでの30分の散歩は結構きつかった。Potomac RiverにかかるKey Bridgeを越えてGeorgetownに入るや否や、私は体を休める意味でウィンドウショッピングを開始。すぐに、見た目がいい感じのカフェレストランLeopold's Kafe + Konditoreiを見つけ、このエリアに来てよかったとしみじみと感じる。Dean&Delucaでおいしそうなパンが替えそうなことを確認し、私はメイン通りの1つであるM StreetをDC中心地に向かって歩き続けた。

明日からヨーロッパに発つため、私は無性に卵料理が食べたくなった。なぜならば、ヨーロッパで卵料理を見つけるのは、アメリカ以上に大変だからである(除くEnglish Breakfast)。特に、ランチ・ディナーとなるとスペインのTortilla Espanola(スパニッシュオムレツ)ぐらいしか思いつかない・・・。ということで、私はオムレツを食べられそうな場所を念頭に探していたら、M st沿いにお店を発見。お客さんがあまり入っていなかったが、思い切って入ることにした。

Bistro Francaisはその名が示す通り、いかにもフレンチ・ビストロの雰囲気で、フランスのポスターが多く飾られていた。テーブルや食器のシンプルさも。ただ、店自体はかなりのアメリカナイズ(エキストララージ?)で、Georgetownに会議等で来ている団体客も何組も見かけられた。この大きさだと、Brasserieの方がぴんとくる気がした。私はOmelette with ham and mushroomsとペリエを注文。フランスのビストロのよさはこじんまりしたところにあるので、なんとなく一人客の私は居心地が悪く、新聞を読んで紛らわせることに。

10分ほどで出てきた、オムレツはあまりにもシンプル。ハムが入っているのにもかかわらず、パサパサしていて味付けが物足りない。あまり好きではないけど、胡椒と塩をふりかけた。ケチャップのほうがよかったかも。付き合わせのフレンチフライは細めでカラっと仕上がっていて、これは手が止まらずに食べ続けてしまった。

次回は、もう少し王道のフレンチビストロ料理をオーダーしようと思った。でも、真夏にビストロ料理を食べたい気分にはあまりならないだろうなあ。

Bistro Francais

3124 M St NWWashington, DC 20007

(202) 338-3830
http://www.bistrofrancaisdc.com/

★2/5 - もう少し低めの評価にしようかと思ったけど、アメリカでおいしいオムレツはあまり食べたことがないので、そこまで悪くなかったのかもしれない・・・。

Murky Coffee (Cafe, Arlington, VA) - ★★★★






私が住んでいるCourt House周辺は、DCへの通勤もMcLean等Virginia州内のオフィスエリアにも近いため、若手プロフェッショナルやexpat(海外からの赴任者)が多く住むエリアのようです。そのため、レストランも年々増えているようで、特に隣駅Clarendon周辺のメイン通りは殆どがレストランといっても過言でないほど。 だから、引っ越してきてしばらくの間は、わざとClarendonで下車して、Clarendonを探索しながら帰ったことがよくありました。そのときに、見つけたのがmurky coffeeです。 ただ、第一印象はどちらかというとややネガティブでした・・・。



ある日、Clarendon Metroから歩いて2分ほどのところ、大きな交差点にほぼ面している、下手すればなんか掘っ立て小屋と呼べそうなお店を見つけたのです。ClarendonでもCourt Houseと反対方面であるVirginia Square方向はそこまで開発されている訳ではないので、このお店は周囲の景観からそこまで浮いていた訳ではないのですが・・・。ただ、よく見てみると、オープンテラスには何人もの人がリラックスした様子で、パソコンを使っていたり、本を読んでいたりしたので、「こんな外観でも人がたくさんいるということは、いいお店に違いない」と私の記憶にブックマークをつけました。



誰もが早く会社を出る金曜日の夕方、Murky Coffeeに寄ってみました。一歩店内に入ると、居心地のよさそうな黒の革ソファー、あとは幾つもの木製のテーブルと椅子が目に留まりました。そして、カウンターの奥にはメニューの書かれた黒板、そして見た感じ本格的なコーヒーメーカーがあり、お客さんが数人注文を待ってました。 あ、コーヒーショップなんだな、と初めて気づき(店には看板らしい看板が出ていないのです)、ではお店のブレンドコーヒーを注文すべきだろうなあと思いながらも、外の暑さから、思わずオーダーしたのがアイスコーヒー。アメリカではおいしいアイスコーヒーを飲んだことがないので、あ、失敗したっとすぐに後悔しましたL だから、悲しくなり、ショーケースにあったおいしそうなパウンドケーキの中からSweet Potato Pound Cakeも購入し、どちらかがおいしければいいや、と予防策をはったのです。



ところが、出てきたアイスコーヒー、口に入れたとたん、コーヒーをきちんと豆から挽いたのがすぐ分かりました。少し渋め、少し酸っぱめな、バランスの取れた味わいで、期待値を低くしていたお店に対して恥ずかしく思ったほどです。自宅で食べたケーキも、甘さが適度であまりsweet potatoの味もしつこすぎず、半分でやめようと思ったのに、一気に3/4食べきってしまいました;)



Murky Coffeeは無料ワイアレスインターネットを提供していることがわかり、その後の日曜にコンピューター片手に再度来ました。今回は、お店でしか飲めないというClassic Capucinoを選択。作るのに5分ぐらいかかっていたような、このカプチーノはエスプレッソと泡だったミルクの配分がちょうどよくて、おいしく頂きました。


Murky CoffeeのオーナーはSpecialty Coffee Association of America (SCAA)のボードメンバーで、World Barista Championshipに参加したり、審査員となるなど、本格的なコーヒーショップです。店内では過去2週間以内に挽いたコーヒーも販売されており、チェーン店のコーヒーに満足しないようなコーヒー好きにはもってこいのお店だと思います。



Murky Coffee

3211 Wilson BlvdArlington, VA 22201
(703) 312-7001
http://www.murkycoffee.com/

★4/5 - 全てのコーヒーを飲んだ訳ではありませんが、 コーヒーの味は本当に秀でていると思います。ただ、お店の雰囲気に好き嫌いはあるかもしれません。

Old Ebbitt Grill (American, Washington DC)

B-school時代のクラスメート達とのミニ同窓会。 その一人のおすすめで、Old Ebbitt Grillに行ってきました。

このお店は1856年創業。歴代大統領も通ったという、歴史と様々な逸話のあるレストランです。開店以来場所は色々と変わり、現在はホワイトハウスのすぐ横、K Streetにあります。Clyde等と同じ系列なのですが、なんと友人曰く、このレストランだけで年間2200万ドルもの売上を計上と、全米第2位の売上規模を誇るとのこと。現在も、政治家・ジャーナリスト・ロビイスト等に愛用されているのでしょうね。

ホワイトハウスのライトアップを楽しんでから、レストランに入ろうとしたら、なんと15th Streetが封鎖。当然、何が起こっているのかは説明を受けられず、9/11の翌日だからとひやひやしながらも、どうにか違うビルの入り口から入ることに成功。

レストランの第一印象は"huge"。ダイニングエリアもバーも幾つかのセクションに分かれていて、全般的には豪華なフレンチブラッスリースタイルだけど、それぞれ雰囲気が違っていた。私はアールデコ調の強いエリアがいいなと思ったのだけど、食事はビルの中庭っぽい場所ですることに。

このレストランで食事をするのをこの数日楽しみにしていて、それはCrab Cake!のせい。カニの肉のハンバーグみたい(あとはマヨネーズ・ディジョンマスタード等を使用)なCrab Cakeは私の大好きな食事で、現在が旬らしい。それを聞いてから、毎日のように食べたい、食べたいと思い続けていたので、ウェイターが本日のお薦めの一品としてJumbo Lump Crab Cakesを挙げた瞬間、私のディナーは決定。このCrab Cakeに合うワインも書いてあったのだけど、私はなぜかChardonnay/Semillion/Sauvignon Blanc, Paringa, South Australia, 2004 をグラスでオーダーした。

ローストポテトと茹でたサヤインゲンがサイドについた、Crab Cakeは本当においしかった。ほかのお店に比べて、高さがあり、少し焦げている程度にしか焼いてなくふんわりとして、カニ肉のジューシーな味わいが堪能できた。念願のCrab Cakeを遂に食べることができ、クラスメートと再会できて、幸せな夜でした。

ここのCrab Cakeは非常に有名らしく、レシピも出回ってます。
http://www.foodnetwork.com/food/recipes/recipe/0,1977,FOOD_9936_17999,00.html

ただ、このお店の一番の売りはRaw Bar。Washington Postで、DC No.1と評されていて、特にカキが大人気。私がいたときも、少なくとも1/3ぐらいのテーブルでカキを見た。毎年11月のThanksgiving前の金・土にOyster Riotというパーティーが催されていて、今年のチケットは38分で売れきれたそうです。私はカキが好きでないので、自分からは食べないと思うけど、次回、誰か一緒に行く人が食べたら一つぐらいは試してみようという気になった。

Old Ebbitt Grill

675 15th Street, NW Washington, DC 20005
202-347-4800
http://ebbitt.com/main/index-flash.cfm

★4/5 - これはCrab Cake評価。他の食事の評価は少し割れているよう。
Washington DCにいる、という雰囲気を味わいたい観光客、およびオイスター・クラブケーキ好きには一押しの店です。

9/12/2007

Taste Of Saigon (Vietnamese, McLean, VA)

会社から恐らく最も近い場所にあるヴェトナム料理のレストラン。会社の数人からおいしいという評判を聞いていたが、自ら足を運ぶ前に上司が連れて行ってくれた。

レストランの外に普通の白テーブル・椅子のテラス席があり、店名を見ない限りヴェトナム料理のお店とは決して思えなかった。ただ、中に入るとやや中国っぽい雰囲気が漂い、少なくともアジア料理を食べにきたのだなという気分になってくる。

友達との食事ならば、前菜・メインをシェア、とするところだけど、さすがにまだよく知らない上司と、しかも時間のないランチなので、メインをそれぞれオーダー。chef's recommendationに始まり、少なくとも6ページは前菜・魚・肉・ご飯系とメニューは続き、どれをオーダーしようかかなり迷う。なんとなく、そのお店によく来るらしい上司のオススメに従い、SHRIMP W/ BLACK BEAN SAUCE - Tom Xao Tuonq Hot(Shrimp sauteed with black bean sauce, cellophane noodles and vegetables)にする。ただ、本当のオススメはCoconut Juiceだったようなので、普段はジュースを飲まない私もトライしてみた。

確かにこのジュースは甘すぎずさわやかで、結構くせになるかもしれない。

メニューを見ていたときはなぜか気づかなかったのだけど(上司とのランチで緊張していた?)、私がオーダーした料理はスパイシーとの注意書きが。確かにBlack Bean Sauceがかなり辛めで、ご飯と一緒でないと食べ切れなかった。Shrimpは決して悪くないのだけど、どうも全般的にアメリカのshrimpは新鮮でない気がする。一番おいしかったのは、今年6月に学生時代のクラスメートのお父さんがSouth Carolinaからわざわざ持ってきてくれたものだったなあ。普通にゆでただけだったのかもしれないけど、ソースがきちんと染み込んでいて結構おかわりをしてしまった・・・。
恐らくアメリカ企業全般に言えることだと思うのだけど、こちらはあまりランチを同僚と一緒に行くことが少ないようだ。みんな、簡単にサンドウィッチ等をテイクアウトするか、家からランチを持ってくるか、会社の冷蔵庫にあるダイエットフード?的なものか、いずれにしろデスクランチが多いみたい。ランチの時間をセーブしてでも早く帰りたいんだろうなあ。特に家族がいて、交通渋滞のひどいエリアに住んでいる人たちは。私はランチをきちんと食べて、ディナーを軽くしたいのだけど、一緒に食べに行ってくれる人がなかなかいないとなると、テイクアウトを増やすしかないかな。Taste of Saigonのテイクアウトだったら週に一度は食べてもOK。
Taste of Saigon
8201 Greensboro Dr.McLean, VA 22102
(703) 790-0700

★ 3.5/5---Virginia州はヴェトナム料理のレベルが全般的に高いかも!
大人数で行ったら、少しはシェアできるかなあ・・・。

2006 Barboursville Chardonnay (Barboursville, Virginia)


2006 Barboursville Chardonnay (Barboursville, Virginia)

Score 6.5/10
Price(my price) $14($17)

Very crisp, taste of pear
I thought it is a typical Cal Chardonnay, but actually it is from Virginia (my first wine from Virginia to drink!!!)
Barboursville vineyards is one of the major vineyards in Virginia, producing almost all the major grapes. An article of Financial Times on Aug 29 mentioned the winery's 2002 Malvaxia Pessito as one of the wines for people who like to experiment.

According to the winery's website, this wine is used as house wine at the Little Inn At Washington. Hope to dine at the restaurant while I'm in this area!

Chardonnay 100%
Purchased at Best Cellars in Clarendon

Rita Italian cafe & restaurant (Italian, McLean, VA)

同僚に薦められた、イタリア料理のカフェ。McLean近辺ではやや高い部類に入るビルの中にあり、ビルの外からは見えない。典型的なスタイリッシュなオフィスレストランといった表現がぴったりかもしれない。

サンドウィッチとピザはオーダーを受けてからの料理、サラダ・パスタ・メインディッシュは既に調理済みのビュッフェ形式である。

私はFunghi&Prosciuttoをオーダー。イタリアから帰ってきてまもないせいかProsciuttoと見ると、あのイタリアのプロシュートをそのままイメージしていたのだが、出てきたのはいわゆるハム。アメリカンピザと違って、確かに生地は薄いのだが、生地自体の味をどうも楽しめない・・・。

私はちょうどオフィスのランチタイムに行ったためか、10分近く待つ羽目に。次に来るときはビザ以外をオーダーしようと決めたのだった。Yelp情報によると、pestoがおいしいらしい。Dairy menuがあるようだが、次回はpestoがあるときに行ってみよう。

なお、この店はイタリアのケータリンググループCIRとアメリカのケータリング会社La Primaのジョイントとのこと。北イタリアの本格的食事の提供を目指しているようだが・・・、道のりは簡単ではないような気がする。

Rita Italian cafe & restaurant

1751 Pinnacle Drive McLean, VA 22107
(703) 506-2932

★ 2/5--- イタリア旅行の後遺症で、厳しめかも。
価格は結構リーズナブルなので、カジュアルなオフィスランチ向き。

9/01/2007

2005 Oops Carmenere Merlot Valle Central Chile


Score 4/10
Price(My price) $10($8)


Deep purple-red color.


Blueberries and blackberries flavor with a bit of leather and soil.
Pretty soft and smooth. No strong impression afterwards....


This was my first bottle of wine I bought after I moved to Virginia.
In Target, where I finished most of my start-up shopping, I found a shelf dedicated to wine unexpectedly. As a momento for my arrival in Virginia, I picked a bottle with the most catchy name 'Oops'. I'm always good at finding excuses to buy bottles of wine. Still, at that time, I may have been feeling 'Oops' for starting everything in an unfamiliar area again.


I had a very low expectation for this wine as you could imagine because of its name as well as the shop where I bought it. I'm not criticizing this particular supermarket; just in general, I don't buy wine in the supermarkets.


I thought the winery named this wine just for fun, but it seems that there is a good reason behind the name. Accoring to a website, "Carmenere was planted in Chile and for years it was assumed to be Merlot. People wondered why Chilean "Merlot" tasted different, and the investigated and, "oops", they discovered that they had planted this little known French Bordeaux grape. ".... what do you think?


http://blogs.usatoday.com/cheers/carmenere/index.html

2005 Oops Carmenere Merlot Valle Central Chile
100% Carmenere???
Purchased at Target, Falls Church